手すき和紙製造・販売 「紙すきの村」は細川紙はじめ 創作活動の素材としての和紙を 製造・販売しています。


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  レポート1 かみのみぞ展
 
 2006年6月25日〜7月21日にかけ、埼玉伝統工芸会館にて開催された「かみのみぞ展」に、当工房より3名が参加いたしました。
 
若手和紙職人・作家ギャラリーについて
   若手ギャラリーでは小川和紙としては初めて、和紙の製造情報を明記した展示を行いました。

 また、一枚一枚を吊るした展示法を取ることにより和紙をより見やすく、触りやすくし、原料や作業工程による和紙の違いが、分かりやすくなるように心がけました。

 ご来場いただいた方々の評価も概ね好評でしたが、改善の余地もまだまだありました。以下、今回展示会のご報告と、反省、いただいたご意見を紹介いたします。

 上記の通り、展示されている和紙に原料や、使用薬品、製造法の「製造情報」を表示しました。海外からの輸入和紙や機械製紙と従来の和紙の混同の問題や、和紙における環境の問題(使用薬品など)、使い手の判断のために、和紙の若手職人を中心に、全国的な動きとして始まったのが、この試みです。

 原料や製造法など初めて知った、という意見や、現在では珍しくなった地楮の木灰煮に感動したという方、輸入和紙などの諸問題への関心を持っていただいた方など、多くは好意的に受け入れて頂きました。

 一方の課題として、和紙に詳しい利用者からは、製造年月日を入れるべき、という意見がありました。また、用途に関する記述が無く、どのように利用するのか、この用途にはどの紙が良いのか、などの質問を受けることがありました。

  以上踏まえ、「製造情報」に関する展示者の側としての反省点として
   1、製造年月日の記載
   2、今回は公開しなかった使用薬品の記載(化学ネリや保存剤など)
   3、用途と特徴
   4、「製造情報」の解説の必要性
  以上の、情報の充実が望まれているように思われました。特に情報が増えるほど、専門的な解説が必要となるため、「4」を行えなかったことは今回の大きな反省点の一つだと思っています。

 「吊るす」という展示に関しても概ね好評をいただきました。

 特に、透かし模様や、漉き込み模様の和紙の特徴を分かっていただけたように思います。また、一枚一枚の感触や風合いが分かりやすかったようでした。一方では、触って良いことを明記しなかったため、触ってよいのか分からず、出て行ってしまうこともあったようです。

 全体の反省として、展示された和紙が色柄物に傾倒しすぎていた感は否めず、書画、版画用紙など無地の和紙の展示の充実が望まれていたようにも思われました。
 

 

当工房からの出展

和紙を使った照明
 久保晴夫(大判漉き込み工芸紙)
 小此木明子(楮+雁皮 自然干し生紙)
 久保孝正(取りヨゴ紙)

作家とのコラボレーション
 久保晴夫(細川紙)×金子光雄先生(水彩画)

若手職人・和紙作家ギャラリー
 小此木明子・久保孝正

 

 

若手ギャラリー展示風景

 

 

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