手すき和紙製造・販売 紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜 


小川手すき和紙 製造販売

 紙すきの村 〜久保昌太郎和紙工房〜

 

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小川和紙活性化委員会によるイベント
 
2.人材育成事業
 
<小川和紙を楽しむ講座〜和紙とアソブ>
 
 地域内外の和紙文化に興味がある層(芸術系の学生、芸術家、リタイア層、本地域の子どもたち
のなど)を対象に、和紙生産に係わる研修講座や、芸術家と連携した和紙の様々な使い方研修講座を行い、小川和紙文化継承に係わる人材育成を行う。
 
第1回 和紙の産地「小川町」 実地編
 
■開催概要
日時 平成23年1月27日(木)13時〜15時
場所 紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜
埼玉伝統工芸会館実習室
参加者 大東文化大学書道サークル部員9名
和紙利用者3名
プログラム 和紙の手漉き体験
和紙の説明
和紙に描くデモンストレーション(五十嵐晃氏)
ためし書き体験
 

■紙漉き体験と和紙工房見学

@和紙の原料となるコウゾ(他、ミツマタ、ガンピ)とトロロアオイについて紹介。

A久保製紙 久保孝正氏による紙漉きの実演により、紙漉きの工程に説明。
 ・紙漉きの波紋が中心でぶつかるように漉く。
 ・コウゾとトロロアオイを混ぜた液体を簀に掬い、一度流す。その後、縦、横に揺らす。(「流し漉き」と呼ぶ) など

 

B久保氏の実演後、参加者による和紙の手漉き体験。
 ※漉いた紙は圧力をかけ、30 分〜1 時間かけてゆっくりと水気を抜き、乾燥させ、オリジナルの和紙を完成させた。

C工房内を見学し、現在の和紙の生産状況等について説明

〈楮置き場〉
・外皮を剥き、丁寧に向いたものは白い紙の原料になる。
・国産の楮の生産地は四国、那須で、久保製紙では四国から仕入れている。それ以外の産地ではタイ、中国、パラグアイがあり、久保製紙ではこの3種を用途によって使い分けている。 など

〈工房〉
・手漉きの場合150枚〜400枚製造(製品厚さや製造用具で大きく枚数が変わる)、機械製紙の場合、1万枚/日の製造が可能。
・塩素漂白した原料を入れると白くきれいな紙が得られるが、酸化しやすく後に黄ばんでしまう。一方、無漂白の和紙ははじめ黄ばんで見えるるが時間とともに白色化する。
・製紙は冬の作業と言われているのは、休農期に行われた点とトロロアオイが夏に弱い点があるといわれている。

 
■小川和紙ためし書き体験講座
 埼玉伝統工芸館において和紙のためし書き体験講座「和紙とアソブ体験」を開講。参加者は数十種の和紙の説明を一種ずつ聞きながら、自分の思い描く理想の和紙を吟味した。
 
■参加者からの感想
・書道をしているが、和紙に書いたのがはじめてだったので、良い経験になりました。これからも、もっといろんな種類の紙を使おうと思います。

・紙すき体験、とても楽しかったです。普段使っている紙を…もっと大切に使おうと思います。心を込めて作られていることに、改めて気づくことが出来、様々な紙を使わせて頂いて、貴重な体験となりました。ありがとうございました。

・和紙に書くのが楽しかった。良い経験になりました。これからこの経験を生かしてがんばります。

・紙すきのやり方や体験などとても楽しく良かったです。ありがとうございました。

・大切に紙を使いたいと思います。

・機械だと一日一万枚以上作ることが出来るけど、手作業だと一日150 枚程ということで、枚数が沢山作れないからこそ、その紙に温かさや、味が出てくるのだなと思いました。

・自分の絵の下手さにショックでした。紙を制作しているところを直接見ることができたのでよい経験になりました。

・紙すき工房で実際に和紙をつくる体験ができたのが、すごく楽しくて、いい経験できたなぁと思いました。

・実際に体験できて本当に貴重な体験になりました。ありがとうございました。

・和紙の種類の多さに驚きました。

・このような種類の和紙に試し書きできる機会はない。いろいろ試したかったが、時間が足りなかった。自分にあった紙を探していきたい。

・書道と墨絵のコラボレーションが楽しかった。

・全紙を使った大作をもっとやりたかった。継続して、こういった機会を利用していきたい。

 
第2回 埼玉県立小川高校 出張講座
 
■開催概要
日時 平成23年3月25日(木)10時〜12時
場所 埼玉県立小川高等学校
参加者 埼玉県立小川高等学校書道部部員6名
職員2名
顧問1名
プログラム 和紙の手漉き体験
和紙の説明
デモンストレーション(小川高校書道部顧問)
ためし書き体験
 

■紙漉き体験

<和紙の手漉き体験小川和紙の製法「流し漉き」を体験>
・小川町周辺で育った生徒が多いため、生徒のほとんどが小・中学校で和紙の手漉きを経験していた。
・後日、完成した和紙は同校に届けた。
・手漉きの工程をわかり易く説明し、生徒は和紙の手漉きを体験した。参加者は少しなれた手つきで手漉きを行った。

 

 

楮を攪拌した液体にトロロアオイをいれ、
水槽の水に粘りが生まれる。

漉いた和紙は、丁寧に重ね合わせておき、
後ほど圧力をかけて水分を搾り取る。
■ためし書き体験
・書道部顧問 吉田教諭によるデモンストレーション。
・和紙の種類の違いによって生まれた書の表情の違いについて、わかり易く解説していただいた。
・有限会社 久保製紙 久保孝正氏より和紙の種類と原材料、特徴を説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
・和紙数十種類を並べ、ためし書き体験を行った。
・参加した生徒からは和紙の種類、特長などについて問われることもあり、小川和紙の魅力の啓発につながった。
 
・講座の最後は関係者全員による共同制作を行った。
■参加者からの感想
・様々な和紙を使う貴重な体験が出来て、とても思い出深い体験となった。

・紙漉き体験が出来てよかった。より和紙に対する愛着やわいてくる。ありがとう。

・和紙の種類に質感に合わせて、墨の量や筆の速さを変化させると面白い表現が出来る事がわかった。面白い。

 

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