小川和紙

 秩父の山々と、関東平野に根付いた人々の暮らしが交差する『武蔵の小京都・小川町』は、建具、絹、酒、和紙など、自然の恵みを活かしたものづくりを得意とする、職人の町として栄えてきました。

 なかでも1300年の歴史をもつ小川和紙は、伝統ある製法で作られる「細川紙(ほそかわし)」の技術をもとに、江戸・東京で生まれる様々な需要にいち早く、そして幅広く対応することで発展してきました。

 細川紙の伝統と、日々変わりゆく暮らしとともに深化する技術は、代々職人たちに受け継がれ、小川和紙は今なお多くの人々に愛されています。