今回は少し楽をさせてもらって、打解機という機械を使わせてもらいました。
量が少なかったのとで10分も叩いていたらすっかりボロボロになってしまいました。この状態で試しに水に入れたところ、きれいに水の中に散っていきました。
心配だった糊の部分もまったく問題なし!
それにしても昔の人はこれを手作業でやっていたというから恐れ入ります…。
<紙漉き>
原料の準備もできたところでいよいよ紙すきです。とはいえ再生紙といっても、紙すきの作業は普通の紙すきと同じなんです。水に原料を溶いて、トロロアオイを入れて、漉いて、重ねる。この繰り返しです。
ここで、原料を溶いている際にわらしべの山下さんから提案。「完全に原料を散らせずに、少し塊があっても面白いかも…。」と、いうわけで、提案を採用。原料は完全に散らさずに模様入りの和紙にしてみることにしました。
こんなちびっ子も手伝ってくれました。 手伝うというか、この子、ちゃんと教えてもいないのに「水を汲む、揺する、紙を重ねる」の一連の作業をすぐに覚えてしまいました!正直、びっくりしました…スゴイですね…。初めての場合は手を添えていてもできない人がほとんどなのに…。
そんなわけで、普段はそばについてあげなければ行けないはずなのですが、自由に紙すきをさせてみました。
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少し紙の表面がでこぼこしているのですが、これが完全に散りきらせなかった原料で、模様になっています。
吹流し自体が何色かあったので、すき上がった紙もその色の模様が入っていると思います。 どんなふうに干し上がるか楽しみですねぇ…。 |
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<紙干し>